薬剤師は、理系、医療系の資格です。医師や歯科医師同様に6年制の大学を卒業しないと国家試験を受けることはできません。それだけに、優秀な人材がこの資格を持って仕事をすることになります。一般の人に比べると、年収も高くなるといわれています。
転職をするときの基本情報としては、自分の年収と、働きたい地域の平均年収を比べてみましょう。それは、地域ごとにそれぞれ平均年収が異なるとされているためです。全国平均などと比べていると、自分の年収が高いと考えるかもしれません。
でも地域の平均と比べると低くなっていることがあります。となると、実力以上の給料をもらえていないことになります。転職先に求める給料の目安もわかります。平均は最低ラインといえるでしょう。それを下回る場合は、選定から外すことができます。
地域を超えて行うときも、探す地域の情報を調べるようにしましょう。
薬剤師が転職をする際に知っておきたいのは、「長く働き続けられる職場の探し方」についての基本情報です。薬剤師の離職率は、他の職種や業種に比べると低い傾向があることから比較的働きやすい職場が多いと言えますが、職場によっては働きにくいと感じられる場合もあるでしょう。
離職率が高い職場の特徴としては、勤務時間・休日に問題がある場合や、人間関係に問題がある場合、そして昇給や残業代といった給与面で問題がある場合などが挙げられます。希望する店舗にこれらの問題があるかどうかを調べる方法としては、口コミ情報を得るという方法以外にも、派遣薬剤師という形で実際に短期間だけ働いてみるという方法や、転職コンサルタントへ相談するという方法があります。
また、チェーン店の店舗数規模別の離職率・定着率の違いを示したデータによると、店舗数の少ないチェーン店のほうが離職率が低く、定着率が高いという傾向が見られるため、これも一つの参考になるでしょう。